映画『82年生まれ、キム・ジヨン』でコン・ユが演じるチョン・デヒョンは、妻の生き方を理解して一緒に苦悩を分かち合おうとする。このように、チョン・デヒョンは妻に寄り添う優しい夫である。
3年ぶりの新作
映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の原作小説は、韓国で100万部以上が売れてベストセラーになった。
日本でも翻訳版が出版されて大評判になっている。
この小説は韓国社会で女性が背負う重圧を表現していたが、映画はその骨子を受け継いでいる。特に、主人公の夫となるチョン・デヒョンの出番を増やしている。それは、トップ俳優のコン・ユが扮しているからだ。
映画の制作陣も「コン・ユが出演することで、チョン・デヒョンのキャラクターが重厚になった」と述べている。
つまり、トップ俳優のコン・ユが扮するだけに、それに応じて役柄の比重が大きくなったというわけだ。
制作発表会は2019年9月30日にソウル市内で行なわれたが、コン・ユはこう語っていた。
「シナリオを初めて読んだときには、家族のことを思い、かなり泣きました。特に母のことが多く思い出され、電話をかけて『子供を育てるときに苦労したでしょ』と声をかけました」
コン・ユはこの映画が描く家族関係を自分のことのように身近に捉えていた。
それだけに、『82年生まれ、キム・ジヨン』の中でコン・ユがどんな演技を披露しているのかが気になる。
あの『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』から3年。コン・ユの新作が見られるのは本当に楽しみだ。
文=「韓流テスギ」編集部
コン・ユは『82年生まれ、キム・ジヨン』で妻に寄り添う夫をどう演じるのか