兄弟の中での権力闘争
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』でイ・ジュンギが演じたのは、高麗王朝4代王の光宗(クァンジョン)である。
この光宗は初期の高麗王朝の基盤を作った偉大な王なのだが、育った環境があまりにも複雑だった。
それは、父親の王建(ワン・ゴン)が政略結婚を何度も繰り返したことと大きく関係している。
王建といえば高麗王朝を建国した初代王だが、各地の豪族たちを支配下に置くためにその娘たちと数多く結婚して子供をもうけている。
その子供の数は30人ほどもいた。
光宗もその1人なのだが、兄弟が多くて母親がことごとく違うという家庭環境は、さまざまな火種を生んでしまう。
事実、光宗は数多くの兄弟の中で熾烈な権力闘争に勝ち抜かなければならなかった。その過程を『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』はファンタジーとロマンスを交えて描いていて、ドラマは歴史背景を持った上等なエンタメに仕上がっている。
構成=「韓流テスギ」編集部
イ・ジュンギがファンに愛される理由がわかる3つのエピソード!