『お父さんが変』がドラマとして面白い理由とは?

一筋縄ではいかないイ・ユリ

3番目に取り上げたいのがイ・ユリだ。
『母さんに角が生えた』で娘を演じているときは、まだ世間を知らないあどけなさを見せていたが、その後は積極的に悪女を演じて強烈な存在感を示すようになった。
特に、『凍える華』で見せた冷徹な悪女の役は凄かった。
感情を押し殺しながら次々と標的を追い詰めていく演技は、イ・ユリの真骨頂とも言えるものだった。
彼女の一番の目標は「張禧嬪(チャン・ヒビン)を演じること」だと言う。
朝鮮王朝で一番の悪女と言われる張禧嬪に最大の興味を持つあたりが、イ・ユリの女優魂に違いない。
そんなイ・ユリは『お父さんが変』では、4人きょうだいの二番目の娘役。職業は弁護士だが、イ・ユリが演じるだけに一筋縄ではいかない女性だ。とにかく自己中心的。こういう役をまかせたら、イ・ユリの表現力が一気に満開だ。




彼女がつっぱる場面が、『お父さんが変』というドラマの中の一番の見せどころになっている。
キム・ヨンチョル、キム・ヘスク、イ・ユリ……とにかく、この3人が『お父さんが変』をグイグイと盛り上げている。

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