完成度が高い映画『徐福』を作ったイ・ヨンジュ監督が凄い!

映画『徐福』が大評判となっている。パク・ボゴムとコン・ユのダブル主演が話題になっているし、内容もとても面白い。この映画の演出を務めるイ・ヨンジュ監督の手腕も高く評価されている。





緻密な構成

映画『徐福』のメガホンを取るイ・ヨンジュ監督は、傑作の『建築学概論』でよく知られている。
この作品は恋愛映画で初めて観客400万人を突破して初恋ブームの社会現象を巻き起こした。
どんなストーリーだったのか。
建築学科に通う大学1年のスンミン(イ・ジェフン)は、建築学概論の授業で、音楽科の女子学生ソヨン(ペ・スジ)に出会い、ひと目で恋に落ちた。しかし恋愛ではいささかオクテなスンミン。なかなか告白できないまま、小さな誤解からソヨンと疎遠になってしまう。
それから15年後。
建築家になったスンミン(オム・テウン)のところにソヨン(ハン・ガイン)が「家を建ててほしい」と突然現れる。




建築の過程でソヨンの素性が次第に明らかになるにつれて思い出がよみがえり、再び彼女に恋心を抱くスンミン。しかし、ソヨンには婚約者がいた……。
こういう物語なのだが、『建築学概論』の脚本と演出を担当したのがイ・ヨンジュ監督だった。
この監督は、延世(ヨンセ)大学の建築学科で学び、建築士として10年間勤めた後に映画の世界に入った。優秀な監督の作品を手伝いながら映画を学び、時間をかけて『建築学概論』の脚本を書き上げた。
その後、商業映画で監督デビューをはたし、2012年に『建築学概論』を演出して大ヒットを飛ばした。
理科系出身の演出家らしく緻密な構成で物語を作っていくイ・ヨンジュ監督。今度の『徐福』でも2人の人気俳優をダブル主演にして素晴らしい作品を完成させた。本当に才能豊かな監督だ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

映画『徐福』ではコン・ユとパク・ボゴムのダブル主演が凄い!

40代になったコン・ユのみなぎる意欲がうれしい!

『82年生まれ、キム・ジヨン』で夫を演じたコン・ユの演技が注目される!

パク・ボゴムを初め大物スターの受験・卒業のエピソードが面白い!

イ・ヨンに扮した「雲が描いた月明り」を語る/パク・ボゴム全集1




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