『82年生まれ、キム・ジヨン』で夫を演じたコン・ユの演技が注目される!

日本で公開されている『82年生まれ、キム・ジヨン』の評判がとてもいい。この映画は、韓国社会で女性が背負う重圧を様々なエピソードで表現しているが、それは日本でも当てはまるストーリーなのだ。

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夫の役割が変わった

『82年生まれ、キム・ジヨン』は、チョン・ユミが主人公のキム・ジヨンに扮していて、夫のデヒョンをコン・ユが演じている。
映画の中で、デヒョンは妻のこれまでの生き方を理解し、一緒に苦悩を分かち合おうとする。このように、デヒョンは妻に寄り添う優しい夫である。
そして、原作の小説と比べて、夫の出演シーンが映画では多い。つまり、映画では夫の役割が変わったのだ。
それについて映画の制作陣は、「コン・ユが出演することで、デヒョンのキャラクターが重厚になった」と説明している。
つまり、トップ俳優のコン・ユが扮するだけに、それに応じて役柄の比重が大きくなったというわけだ。
この映画が韓国で公開されたのは2019年10月だった。
そのときの韓国メディアの評価を見ていくと……。




「非凡な俳優が平凡な人をしっかり演じきった」
「コン・ユが持つ繊細な演技力が生きている」
「情感があって深みを感じさせる演技だった」
こうした評価がメディアを賑わせている。
一番の主役はキム・ジヨンに扮したチョン・ユミだとしても、その夫の役を見事に演じたコン・ユも、観客たちが映画館に詰めかける流れを作ったといえる。
日本では、最終的にコン・ユの演技がどのように評価されるだろうか。劇場に詰めかけた観客たちの反応に注目したい。

構成=「韓流テスギ」編集部

【あらすじ】これは私たちの物語。未来の希望につながる物語。
結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン(チョン・ユミ)。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。「疲れているだけ、大丈夫」。そう夫のデヒョン(コン・ユ)にも自分にも言い聞かせる彼女だったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をとるようになる。その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行くが、本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか。少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して、見えてくるものとは—




10月9日(金)より 新宿ピカデリー他 全国ロードショー

原作「82年生まれ、キム・ジヨン」とは
日本でも異例の大ヒット、210万部突破&2019年上半期<海外文学>堂々の第1位!
「韓国の82年生まれの女性で最も多い名前」である〝ジヨン“という名を持つ平凡な女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生に、韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、女性が負う重圧と生き辛さを描いた小説。
韓国で2016年に刊行されるやいなや、多くの女性の共感を呼び130万部を超える大ベストセラーに。その熱狂は海を越え、台湾、ベトナム、イギリス、イタリア、フランス、スペインなど25か国・地域での翻訳も決定。日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されるとたちまち圧倒的共感の声が広がり、発売2日目にして重版が決定、大型書店で品切れが続出するほど

監督:キム・ドヨン/出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン
原作:「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著/斎藤真理子訳(筑摩書房刊)2019年/韓国/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/118分
原題:82년생 김지영 © 2020 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved. 配給:クロックワークス

『82年生まれ、キム・ジヨン』でコン・ユの演技がとても印象的だ!

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