過去の記事一覧
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光海君を追放して仁祖(インジョ)が16代王として即位したことで、長男であった昭顕(ソヒョン)世子(セジャ)の立場も大きく変わった。本来なら、王族の一員とはいえ政治中枢から遠い場所で一生を送らなければならなかったのに、一転…
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一度は廃妃になった仁顕(イニョン)王后が王妃に復位したのは1694年の春だった。その頃、粛宗(スクチョン)が寵愛していたのが、側室の淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)である。ドラマ『トンイ』の主人公になった女性だ。
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1777年7月28日の深夜、即位して2年目の正祖(チョンジョ)は王宮で本を読んでいた。突然、王宮の回廊の上から、瓦を踏む足音が聞こえてきた。正祖は耳をすませた。どう考えても、人間の足音にしか聞こえなかった。
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1623年、光海君(クァンヘグン)はクーデター軍につかまって廃位となった。クーデターを指揮した王族は光海君に代わって新しい王に即位した。それが16代王の仁祖(インジョ)であった。彼が起こしたクーデターには正当性があったの…
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1637年1月、清の大軍に攻められて敗北した朝鮮王朝は、16代王・仁祖(インジョ)が屈辱的な謝罪をして滅亡を免れた。しかし、昭顕(ソヒョン)世子を初めとして仁祖の3人の息子が人質として清に送られた。その昭顕世子が人質生活…
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1636年12月、朝鮮王朝は中国大陸の清に攻められた。強大国の攻撃は凄まじく、都は陥落寸前となった。そのとき、貞明公主も漢江(ハンガン)の河口の近くの江華島(江華島(カンファド)に避難しようとしたのだが……。
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NHK・BSプレミアムで日曜日に放送されている『ヘチ 王座への道』。このドラマで主役のチョン・イルが演じているのが後の21代王の英祖(ヨンジョ)だ。この国王は、1762年に起きた大事件で有名だ。果たして、そのときに何が起…
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テレビのローカル局やBSなどで繰り返し再放送されて日本で根強い人気を持つのが『トンイ』だ。『宮廷女官 チャングムの誓い』でよく知られるイ・ビョンフン監督が2010年に制作した作品である。
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世子(セジャ)は、国王の正式な後継者のことだ。どんな経緯を経て世子が選ばれたのだろうか。原則からすれば、国王の長男がまず元子(ウォンジャ)という世子の筆頭候補になる。元子のために特別な組織が作られ、元子は大事に育てられる…
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韓国時代劇を見ていると、主人公が様々に活躍する中で、とてもよく出てくるのが捕盗庁(ポドチョン)という役所だ。この捕盗庁は、犯罪人をつかまえるために捜査や検挙に全力を尽くす警察組織で、ときに捕庁(ポチョン)と呼ばれることも…
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