『82年生まれ、キム・ジヨン』でコン・ユは妻をいたわる優しい夫を演じた!

昨年10月に韓国で公開された映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が、今月日本でもロードショーされて大きな反響を呼んでいる。社会的に女性が受ける重圧を映画は描いており、それは日本にも当てはまることだ。

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絶妙なキャスティング

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国で130万部以上が発行されたベストセラー小説を原作にしており、社会で女性が負う重圧を劇的に描ききっている。
この映画では、チョン・ユミが主人公のキム・ジヨンに扮していて、コン・ユが夫のチョン・デヒョンの役を演じている。2人は過去に二度共演した経験がある。
コン・ユとチョン・ユミが最初に共演したのは2011年の映画『トガニ 幼き瞳の告発』だった。
そして、二度目が2016年の映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』である。コン・ユもチョン・ユミも、繊細な演技でよく知られた俳優であり、映画の中の2人は息もピッタリだった。
そして、コン・ユとチョン・ユミの三度目の共演となったのが『82年生まれ、キム・ジヨン』だ。この映画の場合、先にチョン・ユミが主人公のキム・ジヨン役に決まった。なにしろ、チョン・ユミは1983年1月生まれ。




映画と現実は違うとはいえ、1982年生まれという設定の主人公とチョン・ユミは同級生になる。まさに、絶妙なキャスティングと言えるだろう。
そして、最適な共演相手としてコン・ユが指名された。
彼が出演することで、夫のデヒョンの出演シーンが増えた。つまり、小説より映画のほうが夫のキャラクターが重厚になったのだ。
それだけに、チョン・ユミとコン・ユが真っ正面から向き合う場面が多くなった。
特に、コン・ユが演じたデヒョンは、優しく妻の苦しみを救おうとしていた。その姿をぜひ大きなスクリーンで見てほしい。

文=「韓流テスギ」編集部

【あらすじ】これは私たちの物語。未来の希望につながる物語。
結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン(チョン・ユミ)。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。「疲れているだけ、大丈夫」。そう夫のデヒョン(コン・ユ)にも自分にも言い聞かせる彼女だったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をとるようになる。その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行くが、本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか。少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して、見えてくるものとは—



10月9日(金)より 新宿ピカデリー他 全国ロードショー

原作「82年生まれ、キム・ジヨン」とは
日本でも異例の大ヒット、210万部突破&2019年上半期<海外文学>堂々の第1位!
「韓国の82年生まれの女性で最も多い名前」である〝ジヨン“という名を持つ平凡な女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生に、韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、女性が負う重圧と生き辛さを描いた小説。
韓国で2016年に刊行されるやいなや、多くの女性の共感を呼び130万部を超える大ベストセラーに。その熱狂は海を越え、台湾、ベトナム、イギリス、イタリア、フランス、スペインなど25か国・地域での翻訳も決定。日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されるとたちまち圧倒的共感の声が広がり、発売2日目にして重版が決定、大型書店で品切れが続出するほど

監督:キム・ドヨン/出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン
原作:「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著/斎藤真理子訳(筑摩書房刊)2019年/韓国/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/118分
原題:82년생 김지영 © 2020 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved. 配給:クロックワークス

『82年生まれ、キム・ジヨン』で夫を演じたコン・ユの演技が注目される!

『82年生まれ、キム・ジヨン』でコン・ユの演技がとても印象的だ!

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10月9日公開の『82年生まれ、キム・ジヨン』でコン・ユの演技は?




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