『オクニョ』の歴史解説12「朝鮮王朝時代の男性の服装」

女性の場合と同様に、男性でも身分によって服装には様々な決まりがあった。今回は、王が着る袞龍袍(コルリョンポ)と九章服(クジャンボク)、官僚が着る団領(タルリョン)、男性が外出時によく着ていた中致莫(チュンチマク)を紹介しよう。

官僚が着た団領

官僚が着た団領

高官が着る服は色で品階が違った

〔団領(タルリョン)〕
官僚が王宮で勤めるときに着る服が「団領」である。
高官になると、品階によって色が決められていた。
たとえば、正1品から正3品までは、服地が赤になっていた。
従3品から従6品までの服地は青だった。




それ以下になると、服地が緑になった。
つまり、着ている服の色を見れば、その役職がおよそわかったのである。
(ページ2に続く)

『オクニョ』の歴史解説1「王の名前」

『オクニョ』の歴史解説2「朝鮮王朝の身分制度」

『オクニョ』の歴史解説13「経国大典」



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