『オクニョ』の歴史解説13「経国大典」

朝鮮王朝の基本法典が「経国(キョングッ)大典(テジョン)」だ。『オクニョ 運命の女(ひと)』を見ていると、この「経国大典」がよく出てくる。当時の政治と社会を治めた重要な法律集だったのである。

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30年近い歳月を費やして完成

「経国大典」は、どのように完成したのか。
最初は、1455年に即位した7代王・世祖(セジョ)の命令によって、すべての法を体系化する作業が始まった。
これは、簡単なことではなかった。国政を左右する重要な案件だけに、当時の専門家が総動員されて法整備を進め、基本法典が少しずつ作られていった。




結局、世祖の統治時代には完成せず、9代王・成宗(ソンジョン)が即位したあとの1485年にようやく「経国大典」が完成した。
(ページ2に続く)

『オクニョ』の歴史解説1「王の名前」

『オクニョ』の歴史解説2「朝鮮王朝の身分制度」

『オクニョ』の歴史解説14「王妃と大妃」



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