時代劇の名作を振り返る4『王女の男』

今回は、パク・シフが主演を務め、ムン・チェウォンがヒロインを務めた『王女の男』を紹介しよう。このドラマは、王位強奪事件がモチーフになっている。父親を殺されたスンユがどのようにその後の人生を歩んだのか。手に汗握る展開が続き、すぐに次が見たくなる傑作だった。

政争に翻弄される愛を描いた傑作

『王女の男』

朝鮮王朝5代王・文宗(ムンジョン)は、自身の死期を悟り、王位を狙う弟の首陽大君(スヤンデグン)を牽制しながら、重臣の金宗瑞(キム・ジョンソ)に幼い息子・端宗(タンジョン)の後見を託す。一方、金宗瑞の息子スンユと首陽大君の娘セリョンは、両親が政敵同士であることを知らないままお互いに惹かれあっていくのだが、首陽大君が金宗瑞を手にかけたことで、スンユは愛を捨てて復讐の道へ進む。実際に起きた史実をベースに作られた朝鮮王朝版の「ロミオとジュリエット」である。




放送日/2011年7月20日~2011年10月6日
放送局/韓国KBS(全24話)
演出/キム・ジョンミン、パク・ヒョンソク
脚本/チョ・ジョンジュ、キム・ウク
出演(役名)/パク・シフ(キム・スンユ)、ムン・チェウォン(セリョン)、ホン・スヒョン(キョンへ王女)、ソン・ジョンホ(イ・ミヌ)、キム・ヨンチョル(世祖)

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