韓国や日本で多くの注目を集めた『梨泰院クラス』。この作品に出演したパク・ソジュンは、主人公のパク・セロイを演じた。そんな彼は、どのようにして多くの視聴者に勇気を与えたのか。
いろいろ考えさせられるドラマ
『梨泰院クラス』のストーリーのメインとなっていたのは、主人公のパク・セロイの復讐劇である。
しかし、ただの復讐劇だと思ってドラマを見ているとまったく違った印象を受ける。とにかくインパクトの強い作品なのだ。
パク・ソジュンが演じたパク・セロイの生き方を見ていると、自分の人生について考えさせられる。
彼は高校時代にいじめを目撃し、それを止めるために外食産業大手の長家(チャンガ)グループの会長の息子に手を出してしまう。
それに対して素直に頭を下げて謝っていれば許してもらえたのだが、融通の利かない頑固な性格だったパク・セロイはそれができなかった。
さらに、地富山で殺されてしまった。結果的に彼はすべてを失うことになったが、それでくじけるような男ではなかった。長家グループのチャン・デヒ会長への復讐を胸に秘めたパク・セロイは、頼りになる仲間たちとともに梨泰院(イテウォン)で「タンバム」という居酒屋を経営する。
『梨泰院クラス』のパク・セロイを見ていると、どんな困難な状況であっても決して諦めずに、仲間たちと協力していけば乗り越えていけると思わせてくれる。
現在、日本をはじめとする多くの国が苦しみながらコロナという困難と闘っている。そういうときこそ、みんなが一致団結して「コロナに絶対に勝つ」という希望を持つことが大事なのだ。その勇気を『梨泰院クラス』が教えてくれたとも言える。
文=康 大地(コウ ダイチ)
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