『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』には様々なキャラクターが出てくるが、画面を見ていて思わず笑いがこみあげてくるのが、コン・ユとイ・ドンウクの愉快な掛け合いである。この2人のいがみ合いは本当に見モノだった。
奇妙な同居生活
『トッケビ』のストーリーの本流は、コン・ユが演じたキム・シンが自分の胸に刺さっている剣を抜いてくれる「トッケビの花嫁」を見つけることだった。その「トッケビの花嫁」がウンタクであり、キム・ゴウンが演じていた。
結局は、時空を越えてキム・シンとウンタクの恋愛ストーリーが続いていた。
しかし、『トッケビ』はとても重層的な物語だ。特に、イ・ドンウクが演じた死神が強烈だった。
印象的だったのがキム・シンと死神の奇妙な同居生活だ。
いがみあう2人。その掛け合いが面白かった。
傑作だったのが食事のシーン。
お互いに離れて座りながら、気に入らないことがあると食器を相手にぶつけたり、わざと食事を邪魔したりした。
このシーンを見ても、コン・ユとイ・ドンウクが、自分たちも楽しみながら演じていたことがよくわかる。
実際、コン・ユとイ・ドンウクは台本にないアドリブを連発した。
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