自ら宮廷舞踊を創作
孝明世子が父の純祖(スンジョ)の代理聴政(テリチョンジョン/摂政のこと)を行なったのは、1827年から1830年までの間だ。
彼はそのときに様々な改革を行なっているが、パク・ボゴムが言うように舞踊の面でも才能を発揮している。
今でも語り種になっているのは、王宮で開かれる宴で披露される舞踊を自ら創作したことだ。
当時、王宮で披露される舞踊は「呈才舞」(チョンジェム)と呼ばれていたが、この「呈才舞」を孝明世子はいくつも自ら創作している。
そうした創作舞踊は絵師たちによって記録されているが、華麗な舞いとして高い評価を受けている。
孝明世子は代理聴政を行なっていた間に、政治の分野だけでなく、芸術の分野でも優れた成果を発揮していた。本当に才能あふれる世子だったのだ。
そうした孝明世子の人物像をよく理解しながら、パク・ボゴムはイ・ヨンを演じていた。その努力が『雲が描いた月明り』で大いに実ったと言える。
構成=「韓流テスギ」編集部
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