『100日の郎君様』を見ていると時代劇の良さを再確認できる!

最近の時代劇の中では特に高い人気を誇った『100日の郎君様』。なんといっても、ド・ギョンスとナム・ジヒョンの主役カップルがとても魅力的だった。さらに、波乱がたくさん起こるストーリーも面白かった。

写真=韓国tvN『100日の郎君様』公式サイトより




ドラマのツボは?

『100日の郎君様』は、ワクワクするような物語の構成になっている。
メインのキャラクターは、ド・ギョンスが演じるウォンドゥクとナム・ジヒョンが扮するホンシムの夫婦だ。
2人は、本来なら子供のときから好意を寄せあっていた。しかし、陰謀に巻き込まれて、今は村の庶民になっている。
ホンシムはしっかり者の妻で、ウォンドゥクは元が世子(セジャ)なので働くことを知らない。しかも贅沢に慣れていたので、高利貸しに騙されて高価な品物を買ったりしてしまう。
ホンシムの怒りは半端ではないのだが、やがてウォンドゥクが本領を発揮する場面も多くなってくる。文才があったり、武術が巧みだったりして、能力の高さがわかってくるのだ。
しかも記憶喪失になっていたウォンドゥクが、世子だった時代を思い出す場面も出てくる。




こうなってくると、ウォンドゥクとホンシムも普通の庶民というわけにはいかなくなってくる。2人がどこから変身していくのか。そのあたりがこのドラマのツボだ。
さらに、王宮がもう一つの舞台になっている。そこは、恐ろしいほどの陰謀をめぐらす悪徳高官のキム・チャオン(チョ・ソンハが演じている)が牛耳っている。
もともと世子だったウォンドゥクを暗殺しようとしたのもキム・チャオンだし、国王すらも罠にかけようとしている。しかもキム・チャオンは、ウォンドゥクがまだ生きているのに死んだことにしてしまった。
このように、次から次へと悪事を働くキム・チャオンに対して、ウォンドゥクはいかに反撃するのだろうか。
巨大な敵に立ち向かう主人公の戦いが本当に面白くなっていった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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