韓国と日本で大きな話題を集めたヒョンビンとソン・イェジンが共演したドラマ『愛の不時着』。ドラマのストーリーが進んでいけばいくほど、2人の演技にどんどん引き込まれていく。それほど、ヒョンビンとソン・イェジンは息ぴったりの演技を見せていた。
何度も見たくなるドラマ
『愛の不時着』の前半は、北朝鮮を舞台にストーリーが展開されていく。
ソン・イェジンが演じているユン・セリは才能が抜群で仕事も完璧にこなしていたため、財閥の総帥である父親から後継者に指名されるが、パラグライダーで飛行中に竜巻に巻き込まれるという事故に遭う。
それにより北朝鮮に不時着したセリは、木に引っかかって動けなくなっていたところを、ヒョンビン演じるリ・ジョンヒョクに発見される。
最初こそセリのことを警戒していたジョンヒョクだが、次第に彼女に愛を示すようになり、彼女を保護して守ろうとする。
しかし、セリはわがままな性格から自分勝手な行動をとって、何度もジョンヒョクを困らせてしまうが、最終的にそのジョンヒョクの家にかくまってもらうことになる。
何としてでも韓国に帰りたいセリは、計画を立てて脱出を試みるが失敗に終わってしまう。それでも、韓国に帰ることを諦めなかった彼女は無事に北朝鮮を脱出することができた。
ここから物語の後半に入り、舞台は韓国へと移っていく。
韓国に戻ることができたセリはさっそく仕事に精を出すが、北朝鮮の刺客に狙われることになる。一方のジョンヒョクは、彼女を刺客から守るために韓国を訪れていた。
韓国でジョンヒョクと再会することのできたセリは、仕事をさぼってまで彼と楽しい時間を過ごす。
物語の前半で見せた軍服姿のヒョンビンは、やはり軍人ということでどこか堅苦しい雰囲気を感じさせていた。しかし、物語の後半で軍服を脱いで現代のファッションに身を包んだ彼はまさに魅力的だった。
このドラマには、ジョンヒョクとセリ以外にも物語を盛り上げるキャラクターがいる。それが、ジョンヒョクの婚約相手のソ・ダン(ソ・ジヘ)やセリの元見合い相手で北朝鮮に逃亡したスンジョン(キム・ジョンヒョン)である。
このドラマに出演しているすべての俳優たちの演技が達者だからこそ、『愛の不時着』は何度でも繰り返し見たくなってしまうほど面白いドラマとなったのだと思う。
文=康 大地(コウ ダイチ)
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