自然体のムードメーカー
ドラマ関係者たちは、その姿を見て賞賛を惜しまなかった。
「チャン・グンソクは、自身の撮影分を細かくモニターチェックしながら監督と意見交換をするなど、絶えず研究しています。ドラマを見ると、チャン・グンソクという俳優がどれだけリアルな演技に徹しようとしているかがわかります。つまり、苦悩した跡がそのまま伝わってくるのです」
確かに、チャン・グンソクは役作りでは苦悩した。それでもテギョンという役に集中できたのは、共演者と息がピッタリ合ったからだ。
「撮影はとても楽しかったです。共演した俳優たちは年下でしたが、僕は兄のような立場でみんなを引っ張っていきました。プレッシャーもありましたが、みんなが本当にがんばってくれたと思います」
このドラマを撮影していた2009年当時、チャン・グンソクはまだ22歳だった。この年齢で共演者を引っ張っていかなければならないのだから、彼も本当に大変だった。
しかし、もともと面倒見がいい性分なので、ごく自然体でムードメーカーの役目を果たすことができた。
結果的に、『美男<イケメン>ですね』は、チャン・グンソクという個性そのものを大きく成長させた。
構成=「韓流テスギ」編集部