前編に引き続いて、魏聖銓(ウィ・ソンジュン)氏と康熙奉(カン・ヒボン)氏の対談を掲載します。今回は、ドラマの視聴を韓国語学習に役立たせる方法などについても話し合っています。
気軽に学べる環境を作る
魏「授業をしていると、学生が『何でこんなに発音が難しいの?』と言います。教師も一緒に乗り越えていこうという気持ちでやらないと、効果はなかなか出ませんね。発音のことで言うと、やっぱりパッチムが発音できるかどうかが分かれ道になります」
康「確かに、そうでしょうね。濃音、激音、パッチムは日本語にないでしょ。こういう日本語にないものをどうやってマスターしていくかが大事ですね。そこでつまづく人が結構いるんですよ」
魏「私がいつも言っているのは、日本語と韓国語の間にローマ字を介してほしいということ。それは完全な方法ではありませんが、助けになるのは事実で、後は耳で慣らすしかありません。ですから、たくさん聞くしかないんですが、その環境に自分を置くという工夫をするべきですね。逆に、家に帰ってCDプレーヤーの前に座らないと聞き取れないという環境はお勧めできません。むしろ、スマホとか何でもいいので、自分の好きな時間に2、3分気軽に聞ける環境を作れば、わりと乗り越えていけると思います」
康「CDを聞くためにラジカセの前に座るというのは堅苦しいですものね」
魏「それもいいんですが、その時間は限られているじゃないですか。でも、スマホで聞くというのはどこでもできます。その時間を活用しましょうということです」
康「通勤や通学の有効利用ですね」
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主人公イ・ヨンのモデルとなった人物は?/「雲が描いた月明り」総集編1