チャン・グンソクは『キレイな男』に主演したあとに、「『キレイな男』が最後のラブコメになるかもしれません」と語っていた。どのような背景でこうした発言になったのだろうか。
臥薪嘗胆の日々
チャン・グンソクはこう語っている。
「実は、『美男<イケメン>ですね』以降に出演した作品は全部ラブコメでした。20代に一番似合う作品を選んだので、今度は違うものをやってみたいと思います。アクションでも、スリラー、ホラーでも。20代に一番似合うキャラから脱皮して新しいチャン・グンソクを見つけなければなりません」
さらに、チャン・グンソクはこう続けた。
「それは僕にとっての宿題だと思います。チャレンジしたいし、守備範囲を広げたいという欲があるのです。今まで、ラブコメのようにシンプルで軽い作品をたくさんやってきたので、今後は重みのあるというか、これまでとは違うものにトライするのが俳優としての野望です」
こう語ったあとに、2年間の空白があった。そして、2016年1月に『テバク~運命の瞬間(とき)~』の主演が決まったのである。
そのとき、チャン・グンソクはこう言った。
「2年間大学院に通いながら臥薪嘗胆の姿勢で自分を振り返ってきました」
臥薪嘗胆とは「将来のために苦労に耐えること」。その気持ちで過ごしてきた彼は、ついに『テバク』で勝負の時を迎えた。
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