ハングル学習の最初に役立つ話(前編)

ドラマで韓国語を習う際の心掛け

魏「韓国語を10年ほど学んで、かなり読める方がいました。でも、その方がもう1回基本から出直すと言ってきたんです。その理由は何かと言うと、話せないからなのです。最初に韓国語を勉強したきっかけは歴史に興味があったからで、新聞も読めるようになったのですが、韓国に行って実際の会話ができなかったそうです。それで、またやり直したい、と」
康「やはり外国語なんですよね」
魏「ドラマをずっと見ていれば韓国語がうまくなると思っている方がいますけれど、そうはいきませんね。5年、10年とドラマを見ても、対話には慣れるかもしれませんが、文字が読めなかったり書けなかったりします。これでは困りますね」
康「結局、日本人にとって韓国語は易しくないの?」
魏「易しいと思いますが、勘違いをしてはいけません。昨日覚えたものが今日使えるようになるとはかぎらないのです。もちろん、そうなれば一番いいんですが……」
康「あせりは禁物です」
魏「ええ。ドラマが韓国語の学習に役に立たないかというと、そんなことはありません。私が教室でよく言っているのは、ドラマを見るのは良いことだ、と。場面ごとの会話力に慣れていきますから。ただし、それをもっと韓国語学習に発展させたいと思ったら、映像を止めたり巻き戻したりして、何度も会話と字幕の文字を頭に入れることです」




康「それなら、確実に効果がありますね」
魏「教室でそういう話をすると、半分冗談だと思うんですが、『先生、今は2倍速で見てもドラマが多すぎて間に合わないんですよ』と言われてしまいます。『映像を止める、単語を意識する、巻き戻してまた聞いたり書いたりする』ということを繰り返せば、ドラマが韓国語の学習に大きくつながっていくと思います」
(ページ3に続く)

ハングル学習の最初に役立つ話(中編)

ハングル学習の最初に役立つ話(後編)

やさしく覚える初級ハングル 第1回・読み方

【連載】ヒボン式かんたんハングル1

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主人公イ・ヨンのモデルとなった人物は?/「雲が描いた月明り」総集編1




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