『ボーイフレンド』でパク・ボゴムは、大物女優のソン・ヘギョと共演した。ソン・ヘギョといえば、2000年の『秋の童話』以来、ずっと人気作に主演してきたトップ女優だ。前作の『太陽の末裔』では記録的な視聴率をあげている。そのソン・ヘギョの相手役となったパク・ボゴムの演技はどうだったのか。
このドラマの見どころは?
韓国で『ボーイフレンド』のキャスティングが発表されたとき、話題になったのがパク・ボゴムとソン・ヘギョの年齢差だった。
11歳離れている。
韓国ドラマの世界では、年上女優と年下男優によるダブル主役というのがよくあるが、『ボーイフレンド』のように女優のほうが11歳も上というのは珍しい。
しかし、「珍しい」から意味がある。多様性が必須の俳優にとって、こうした共演は貴重な経験になる。
この『ボーイフレンド』でソン・ヘギョが演じるのは、政治家の娘として常に束縛された生活を強いられてきた女性のチャ・スヒョンだ。
彼女は政治的な野心に燃える父親によって、まったく自由のない生活を送らざるをえなかった。
そんなスヒョンが偶然に出会った青年が、純粋な心を持ったキム・ジニョクだ。
2人は対照的な生き方をしてきた。
必然的に、スヒョンはジニョクに影響されていく。
チャ・スヒョンが毎日を大切に生きている純粋なジニョクによって自分自身の人生を見出していく、というのが『ボーイフレンド』の骨子となるストーリーだった。
このように、『ボーイフレンド』の見どころは、パク・ボゴムが「自由人」のジニョクを自然に演じきるところだった。そこに注目すると、このドラマの面白さがさらに増してくる。
構成=「韓流テスギ」編集部
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