成功した理由
韓国音楽界のヒット・プロデュ―サ―であるキム・ヒョンソクと組んでアルバムを作ったときのことだ。
当時のことをキム・ヒョンソクがこう振り返る。
「マネージャーが置いていったイ・ジュンギのファン・コンサートの資料を見て僕の浅い考えは無惨に壊れました。すごく慌てたんです。彼はプロで、トレンドを作れる人で、アーティストだったのです。冷や汗をかいたほどです。軽く簡単に済まそうと思った僕の判断は間違いでした」
キム・ヒョンソクはイ・ジュンギと最初に会議をした日のことを忘れないと言う。
「なるほど、こうだからイ・ジュンギは成功したのか、と思いました。照明一つにしても細かいアイディアを出して凄いんです」
「ある人は自分の才能の限界にたえず挑戦してそれを克服します。アルバム・プロデューサーとしてこのような人に出会うのは、宝くじに当たるのと同じです。一緒にする作業自体が幸運なのです。そんな人はこちらが一を求めると十を作ってくれます。それがイ・ジュンギでした」
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イ・ジュンギが『麗<レイ>』で演じた光宗(クァンジョン)に魅せられる!