現役兵から補充役への転換
兵役等級が4級となって補充役になると、社会服務要員として主に公的機関で勤務することによって兵役をこなしていく。
この場合、兵役期間は多少長くなる。
たとえば、陸軍の場合は21カ月だが、役所などで働くと24カ月が一般的な兵役期間となってくる。
一方、現役兵として入隊した後で訓練などで負傷した場合を見てみよう。これ以上、現役兵としての軍務が無理と判断されれば、兵役等級が現役兵から補充役に変更となる。そして、残りの兵役期間は社会服務要員として役所などに勤務するのだ。
軍隊である以上、訓練は非常に厳しいものである。その過程で怪我を負ってしまうのも仕方がない。
そういう人が補充役となって、社会服務要員として残りの兵役をしっかり全うすることになる。
これは、兵役対象者の健康状態に応じた措置であり、兵役の公平性にも合っている。