ドラマでわかる韓国の習慣2「家族の絆」

握手をするとき片方の手を握手する側の腕に添えるというのは、韓国ならではの礼儀作法だ。この他にもお酒を注ぐときや、何か物を差し出したり受け取ったりするときにも同様の礼儀作法がある。





両親の意見は絶対!

一般に、添える手が添えられる側の手に近づけば近づくほど、尊敬の度合いが高いと言われる。
その究極の形は両手を使うことだろうが、両手での握手は政治家同士が行うように、尊敬というより友好を強調する場合が多い。
また、両手で何かを渡したり受け取ったりするのも、日本と同様に卒業式や賞の授与式といった儀式の際の儀礼的な場合が多いため、両手を使うことが直接最上級の尊敬を表すことは少ないようである。ただし、お酒の場合には注ぐときにも受けるときにも両手を使うことがある。
なお、儒教の基盤をなす礼儀礼節は、親と子の関係からはじまると言っても過言ではない。それほど、韓国における両親の存在は絶大なものがある。
韓国には「親孝行をする」という言葉以外に「両親に仕える」という言葉がよく使われるが、これなどは親と子の関係性を端的に表している良い例であろう。
両親を大事にするのはもちろんのこと、両親を尊敬し、その意見に耳を傾けることが韓国では求められる。そのため、進学、就職、結婚といった人生の岐路における意思決定にも、両親は大きな影響を及ぼす。
特に結婚における両親の関与は並々ならぬものがあり、両親の承諾が得られないがために結婚話が破談になることも、韓国では珍しくない。




韓国ドラマの中でも、息子や娘が好きな人との結婚を両親に反対され苦悩する場面が数多く登場するが、これは現代韓国の実情を如実に反映している。
また、「血は水より濃い」という諺が指し示すように、家族の絆というものを大事に考える韓国では、両親や祖父母同様に兄弟も大切にする。
兄弟で酒を酌み交わしたり、姉妹でショッピングに出かけたりすることも多い。
また、たとえ兄弟が結婚してばらばらになっても、それこそ月に何度も兄弟で集まり、互いに近況報告や相談をしたりする。いつまでも兄弟の関係が濃密であるというのは美しい話ではあるが、一方で家を出た後も兄弟を頼ってしまうため、独立心が育ちにくいという面があるのも事実である。

構成=「韓流テスギ」編集部

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