多くの伝説に彩られたファン・ジニ(黄真伊)

謎だらけの人生

朝鮮王朝時代には厳しい身分制度があった。その身分の中で、妓生(キーセン)は最下層の賤民(チョンミン)に位置づけられていた。
棺を乗せた台車が動かなくなったときの逸話で、ドラマの中ではすでに妓生だったという設定だが、伝えられた話ではまだファン・ジニは一般の女性だった。
自分の家の前で棺が動かなくなったという出来事に強いショックを受けたファン・ジニは、「もうこのようなことを二度と起こしてはならない」と思い、母親の制止の声も聞かずに妓生になってしまう。
ファン・ジニは、美貌と才能を兼ね備えていたのだから、本来ならもっと明るい人生を歩んでいたかもしれない。
彼女の場合は、生没年もよくわかっていない。




謎の多すぎる人生なのだ。ドラマ『ファン・ジニ』では、妓生としての立場が強調され過ぎていたが、実際はどういう女性だったのか。史料がほとんど残っていないのが惜しまれる。

文=康 大地(コウ ダイチ)

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