2018年10月から兵役期間の短縮が実施されている。しかし、入隊時期によって短縮期間に差がありすぎると不公平になるので、短縮は段階的に行なわれている。その実施状況について見てみよう。
入隊日による短縮日数は?
2018年9月まで、兵役の期間は、陸軍と海兵隊が21カ月、海軍が23カ月、空軍が24カ月だった。
しかし、2018年10月から各軍において兵役期間の短縮が実施されており、最終的な兵役期間は以下のようになる。
・陸軍と海兵隊は18カ月
・海軍は20カ月
・空軍は22カ月
なお、2020年6月15日以降に入隊した人から上記の兵役期間になる。それまでは過渡期として段階的に兵役期間短縮が実施されている。
具体的には、入隊日に応じて「2週間に1日ずつ」除隊を早くするという方法が採用されている。それでは、入隊日に応じて短縮期間を見てみよう。
以下の表にある短縮日数というのは、陸軍の場合に従来の21カ月からどれだけ短くなるかという日数だ。
〔2020年の入隊日〕 〔短縮日数〕
2月10日~2月23日 82日
2月24日~3月8日 83日
3月9日~3月22日 84日
3月23日~4月5日 85日
4月6日~4月19日 86日
4月20日~5月3日 87日
5月4日~5月17日 88日
5月18日~5月31日 89日
6月1日~6月14日 90日
以上のような段階を経て、6月15日以降に入隊した人は兵役期間が18カ月になる。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
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