『オクニョ』の歴史解説11「朝鮮王朝時代の女性の服装」

韓国時代劇を見ていて、とても目立つのが朝鮮王朝時代の女性の服装だ。当時は、身分によって着る服にも様々な制限あった。ここでは、韓国時代劇によく出てくる4つの服装を紹介しよう。

翟衣(チョグィ)

翟衣(チョグィ)

華麗なる翟衣(チョグィ)

〔翟衣(チョグィ)〕
朝鮮王朝時代の後期に登場した王妃の大礼服が翟衣である。この衣装には、154対のキジの文様が金で刺繍されている。
なぜ、キジを使ったのか。それは、夫婦が老いるまで仲睦まじい姿を象徴する鳥だったからだ。




また、翟衣では、襟と袖口に龍が飛び立つ姿を描いた雲竜紋がよく刺繍されていた。
なお、翟衣の着用時には、華麗な装飾をほどこされた「大首(テス)」という付け髪を使用した。
(ページ2に続く)

『オクニョ』の歴史解説1「王の名前」

『オクニョ』の歴史解説2「朝鮮王朝の身分制度」

『オクニョ』の歴史解説12「朝鮮王朝時代の男性の服装」



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